一時保護所の問題

児童相談所では、子どもを保護した後、一時保護所へと移送させます。
今新たに浮かび上がる問題は、、、

一時保護所とは

1 設置の目的
一時保護所は、児童福祉法第12条の4に基づき児童相談所に付設もしくは児童相談所と密接な連携が保てる範囲内に設置され、虐待、
置去り、非行などの理由により子どもを一時的に保護するための施設。
2 設置主体
児童福祉法第12条の4に基づき、必要に応じて児童相談所に付設するもの。
全国に136か所(平成29年4月1日現在)設置されている。
3 費 用
児童福祉法第53条に基づき、地方公共団体が支弁した費用の2分の1を国が負担する。
補助率 :国1/2、都道府県、指定都市、児童相談所設置市1/2
29年度予算額:児童入所施設措置費等122,715,602千円の内数
4 一時保護の具体例
(1) 緊急保護
ア 棄児、家出した子ども等現に適当な保護者又は宿所がないために緊急にその子どもを保護する必要がある場合
イ 虐待、放任等の理由によりその子どもを家庭から一時引き離す必要がある場合
ウ 子どもの行動が自己又は他人の生命、身体、財産に危害を及ぼし若しくはそのおそれがある場合
(2) 行動観察
適切かつ具体的な援助指針を定めるために、一時保護による十分な行動観察、生活指導等を行う必要がある場合
(3) 短期入所指導
短期間の心理療法、カウンセリング、生活指導等が有効であると判断される場合であって、地理的に遠隔又は子どもの性格、環境等の条件
により、他の方法による援助が困難又は不適当であると判断される場合

以上、厚労省ホームページより引用

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一時保護所の支援の基本理念
◆《安全安心》
子どもたちが心身ともに安全で安心できる環境をつくります
◆《受容傾聴》
子どもたちの気持ちに寄り添い、言葉に耳を傾け一緒に考えます
◆《個性尊重》
子どもたち一人ひとりの個性を尊重した支援を行います
◆《協力協働》
関係機関や他部署、すべての人と力を合わせて子どもたちを支援します
◆《自己研鑽》
支援の質の向上を目指して、日々、努力、研鑽に努めます

支援の基本方針
(1)一時保護所職員の役割  《安全安心》
一時保護所は子どもの最善の利益を守るため、子どもを一時的にその養育環境
から離し保護する施設である。一時保護は、子どもの安全確保やアセスメントが
必要な場合に行うものであり、一時保護職員は、その期間中、子どもの安全を
守るとともに、一人ひとりの子どもの考えや気持ちを十分に把握し、子どもの
心身の安定化を図り、安心感をもって生活できるよう支援する。

(2)一時保護職員の基本姿勢  《受容傾聴》
一時保護所の支援は短期間であるが、その大原則は、生活を通して子どもの
安全を確保して安心感を与える支援を行うことである。
そのためには子どもたちの気持ちを共感的に受け止め、言葉に耳を傾け、
時には、子どもの大人に対する怒りを受け止めなければならない。

(3)一人ひとりの子どもを大切にした支援  《個性尊重》
入所理由や現在の表面的な現象のみに目を向けるのではなく、背景にある要因
や心理状態を十分に理解し、手段生活においても細やかな個別的配慮を行う。
一人ひとりの子どもの状態や特性、個性に応じた対応をすることが大切である。
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上記、一時保護所の支援の基本理念は、ある地方自治体の基本理念として記載されているものです。

こういった内容がしっかりと整っていれば、こんな被害を受ける事もなかった。

一時保護から解除になった子どもさんからインタビューを行なったところ、この上記に記載されている事は何なの?
という思いになるほど凄まじい劣悪な環境ばかりでした。
インタビュー動画は、子どもさんのプライバシーの関係もあり、こちらには掲載できませんが、数名の国会議員の先生には拝見していただきました。

もし我が子が一時保護された後、刑務所より環境が悪い所に閉じ込められていたら、あなたはどうしますか?
外部との接触は勿論のこと、手紙も出せない、連絡を取る手段が一切シャットアウト。
本当に親からの虐待を受けた子、親を亡くしてしまった子、非行などの行為で保護された子、虐待の調査の段階で保護された子など、様々な子どもが同じ建物、同じ部屋で集団生活を強いられます。
年齢も違う子ども達が一緒の部屋に閉じ込められ、子ども達は安心して生活ができるのでしょうか?

想像しただけでも過酷な生活を強いられています。

一時保護所は、あまりにも閉鎖的な運営が行われているため、中の情報がほとんど外部に漏れる事がありませんでした。

守られるべき子どもが、一番の被害者になっている。
虐待を受け、安全な場所を提供されるはずの場所で、二次被害とも言える処遇の問題。
私たちは子どもを守る為にパンドラの箱を開けるべき。